■■■ ネブトクワガタ(国産)飼育方法 ■■■

 成虫飼育
ネブトクワガタは、♂が非常に凶暴です。したがって、個別に飼育されることを提案します。

120cc程度のプリンカップに濡れティッシュを数枚入れて個別に飼育します。
餌は、リンゴ・バナナ等を適当な大きさに切るか、ゼリーなどを少しづつ与えます。
初めに、濡れティッシュを入れると書きましたが、餌をそのまま乗せて与える事が出来、 汚れが目立ってきたら、そのまま交換する事が出来ます。また、転倒防止にもなり最適かと思います。
また、蒸れと乾燥には非常に弱いですから、注意しましょう。

また、この方法でハンドペアリングさせても良いでしょう。(最長でも1週間で終了させます)


 産卵セット
ネブトクワガタの産卵には産卵木は必要ありません。
マットに直接産卵させますので、オオクワなどで産卵木を選別するように、マットを選別します。(マットをそのまま幼虫のエサとするため) またオオクワなどに使用するクヌギやコナラのマットは使用できません。泥状に朽ちたマットが必要です。
マットを自分で作るか、採取してくるか、ネブトに使用できるマットを用意しなければなりません。

使用するケースは、ミニプラケースで充分です。(ペア又は♂♀♀トリオ)
ケース3分目くらいマットを出来るだけ堅めに詰めます。次にケース6分目弱までやや固めに詰め、
更にに8分目強くらいまでやや固めで詰めの3層でセットします。
マットの都合などで、3層目は省いて2層でも良いでしょう。
最後にマット上に樹皮等を乗せ、♀のみセットします。

私のセット説明

季節にも拠りますが、おおよそ2ヶ月程度でケースにたくさんの幼虫が確認出来ましたら、成虫を取り出し マットを8分目くらいまで入れます。このときマットをきつく詰める必要はありません。

ケース内の幼虫が、ある程度(3令が確認出来る様になってから)大きくなったら、個別飼育します。
このセット方法で、1♀から30〜50頭以上の幼虫回収が望めます。

割り出し風景

また、マットの水分量はやや多め(手でギュット握って開いたときに、塊が崩れない程度)です。


 幼虫飼育
ネブトクワガタは泥状にまで朽ちたマットで無いと飼育することは出来ません。また、添加率の高いマットでも 同じく飼育不可能です。次項にマットの作り方が説明されていますので、参考してください。

ネブトクワガタは、集団飼育も可能ですが、やはり大型作出するには個別飼育が有利です。
孵化から平均2〜10ヶ月程度で羽化してきます。

  • 集団飼育は、1頭あたり150〜200cc程度のマット量を必要とします。
  • 個別飼育は、150cc程度のプリンカップなどが適しています。(要マット交換)
    マット交換の目安は、マット内に糞が目立ってきたときや、線虫?が大量に発生した場合など、速やかに交換して下さい。
    個別飼育で途中1〜2回程度の交換が必要になります。

    ネブトクワガタは、繭のような踊室を作ります。ケース外側から、幼虫が確認できなくなった場合は 蛹化している可能性がありますので、むやみに掘り返さないようにします。
    外から確認できなくなってから、おおよそ1〜2ヶ月程度で、羽化してきます。


  •  その他
    ネブトクワガタは、国産種では小型種ですが、大型の♂はオオクワガタにも匹敵するくらいかっこ良いです。 また、飼育が難しい種と思われがちですが、以下に説明するマットさえ用意できれば比較的容易にブリード 出来ます。是非挑戦してみてください。

  • 【自作マット】
    オオクワなどの食いカスマット(菌糸は除く)を、適当な容器(コンテナケース等)に集めておく。
    ある程度集まったら、天日で完全に乾燥させ、雑虫を殺虫。乾燥させたものを、ミキサーで粉砕・加水し、1ヶ月程度熟成しておく。 これで、有益菌は残し雑虫のみ殺虫できます。レンジ殺虫は、有益菌まで殺菌してしまいます。
  • 【市販マット】
    複数のカブト用マットを使用しています。
    微粒子のものはそのまま、細目のものはふるいに掛けた後、必要に応じミキサー粉砕して使用しています。
    ただ、ネブトに合っているもの、いないものありますので、注意が必要です。

    いずれの場合も、水分量はやや多目です。
    加水後マットを手でギュット握って開いたときに、マットが崩れない程度でOKです。 また、握ったときに手に水分が乗るようでしたら、多すぎます。


  • 参考文献/KUWATA(No,5〜7) 浅井章博 著「ネブトクワガタの楽しみ方」